腰痛について

ぎっくり腰(急性腰痛症)

急な動作をした際に腰部の背骨に付着する靭帯、筋肉が傷ついたりすることで、突然起こります。誘因として、体重過多、筋力低下、筋疲労、姿勢の不良等が関係します。ぎっくり腰というのは症状に対してのの俗称で、多くの場合、ぎっくり腰は筋膜性腰痛症という診断がでます。
日常の動作において最も疲労し負担がかかるのが、脊柱起立筋と腸腰筋(腸骨筋・大腰筋・小腰筋)です。 ひどい痛みがあるのに、X線などの検査では明らかな異常が見られず、原因をはっきりと特定できない腰部筋の炎症を伴う痛みがあります。
急性の腰痛では、「急で激しい痛み」や「腰のほてりや腫れ」が見られることが多いと思います。熱をもっている部位やその周辺を冷やすことで、炎症の広がりや内出血を抑えて痛みを軽減することができます。腰を激しく打ったりケガをした場合は、できる限り早く冷やすことが重要です。
筋肉の痛みの原因として、スポーツや普段使わない筋肉を運動や作業などで急激に使ったり、使いすぎたりする事で突然痛みが起こります。
筋肉に急激な負荷がかかることで、筋肉線維に微細な損傷が生じます。この損傷を修復するために、血液成分が集まることでの炎症が起こり、そこで生み出された炎症性の刺激物質(ヒスタミンなど)が筋膜を刺激し、痛みを引き起こします。

施術について

急性期(炎症の強い時期)には腰周囲の筋肉の状態を観察しながら、過緊張を緩める目的ではり治療、患部は灸治療を中心に消炎を目的に施術します。炎症が沈静化してきたら、腰周囲の筋肉のストレッチやマッサージ、骨盤、腰部、下肢のバランスを取ることを目的に、はりと灸を施します。

お勧めの施術は、全身施術(だいたい60分)となります。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板とは24個の脊椎の間にあり、クッションの役割をしているもので、背骨にかかる負荷を軽くしているものです。椎間板は中心に髄核があり、髄核を包み込むように繊維輪軟骨があります。
椎間板の髄核が、上下からの圧力で髄核が変形したり、繊維輪軟骨を破る形で突出したりする事があります。椎間板ヘルニアは、第4-5腰椎間、第5-仙椎間に起こりやすく椎間板が突出してしまった状態のことを言います。年齢的には、20~40歳位の若い方に多くみられます。
腰椎の中心には脊髄神経が走っています。椎間板から突出した髄核が、近くの神経に触れて強く圧迫すると、坐骨神経痛ほかに下肢の感覚や運動の信号も伝達しているため、痛みのほかに、痺れ、麻痺、脱力感、排尿障害なども起こる事があります。
腰痛から始まり、悪化すると下肢に症状が出現します。ほとんど患側(髄核の圧迫がある側)どちらか一方の足に現れます。臀部から大腿の外側・中心、膝、足首までの外側、時には足底、つま先までと広い範囲に及びます。
また、腰を丸める姿勢や中腰の姿勢時に腰から足の痛みやしびれが強まります。

椎間板ヘルニアがあると、必ず痛みや痺れがでるわけではありません。痛みや痺れの症状が出るのは、神経が「長期間」または「強く」圧迫され、神経が傷ついたり炎症が起きた場合です。神経圧迫の度合いが軽ければ、何の症状も現れないことが多いのです。

腰部脊柱管狭窄症

脊椎の中心に脊柱管という空間に、脊髄神経や、脊髄神経から分かれた「馬尾神経」が走行しています。

病態として・・・1.黄色靭帯の肥厚  2.椎間関節の肥厚 3.椎間板の膨隆 4.椎体の変形により馬尾、神経根を圧迫することで起こります。多くは50歳以上の方に起こります。
症状は、腰痛より、下肢の痺れや痛みなどの症状が強く出現します。背筋を伸ばして立ったり歩いたりする時に起こります。特徴的な症状は、歩行により痛みが出現し、休息により痛みが緩解し歩行により痛みが出現というような、間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
背筋を伸ばすなど、「腰を後ろに反る姿勢をとると症状が出現し、逆に腰を丸めると楽になる」ことです。
馬尾神経の障害が強くなると、 臀部および会陰部の異常感覚、膀胱直腸障害、下肢脱カ感や性機能不全などがでたり、仰向けに寝ると下肢に痛みや痺れがでる為、横向きで背中を丸めないと眠れない。筋力の著しい低下などによりほとんど歩けない等の症状が見られます。

施術について

急性期(炎症の強い時期)には腰周囲の筋肉の状態を観察しながら、過緊張を緩める目的ではり治療、患部は灸治療を中心に消炎を目的に施術します。炎症が沈静化してきたら、腰周囲の筋肉のストレッチやマッサージ、骨盤、腰部、下肢のバランスを取ることを目的に、はりと灸を施します。
重症化している場合には、医療機関を紹介させていただきます。

お勧めの施術は、全身施術(だいたい60分)となります。