手首の痛み、腱鞘炎・手根管症候群

腱鞘炎

近年スマートフォンの長時間利用など指の使い過ぎにより「ド・ケルヴァン病」といった腱鞘炎や、指の曲げ伸ばしの際に引っ掛かる「ばね指」といった症状が増えています。出産後の育児で手首に負担がかかったり、スポーツやキーボード操作などで指を酷使する職業の人などもなりやすいといわれます。

1. ド・ケルヴァン病(de Quervain)
橈骨(とうこつ)茎状突起付近を中心として、脹れ、発赤を伴い、強い圧痛があります。手作業をする人に多く、物を握る、つまむ、タオルをしぼるなどの動作で痛みが増強します。母指を中にして握り手首を小指側に曲げると橈骨茎状突起付近に強い痛みを感じます。パソコンの作業で、マウスを持つ手にも起こります。
(原因)母指を繰り返し使用する結果、長母指外転筋および短母指伸筋の腱鞘に慢性炎症が起こり、肥厚、瘢痕化、腱と腱鞘間の狭窄、癒着をきたし痛みを発します。

2. ばね指(弾発指)
女性で手を良く使う人に多く、母指、中指、薬指によくみられます。指を屈伸させるとばね仕掛けのように動き(弾発現象)、指の付け根に痛みを生じる。ひどくなると曲げた指を自動的には伸ばせなくなります。
(原因)指屈筋腱の膨隆または腱鞘の肥厚により腱鞘入口部において通過障害を起こし弾発現象を呈します。

手根管症候群

長時間のパソコン作業や細かい指先の動きが多いと、次第に疲労が蓄積し手に痛みや痺れ(しびれ)を感じることがあります。 キーボードの使い過ぎから筋肉・腱が柔軟性を失って硬くなり、神経を圧迫し血行障害を引き起こします。休んでも回復しないうちにまた次の作業といったような悪循環が続くと相当なダメージを受け、痛みや痺れ(しびれ)がおこります。
(原因)手指を動かす筋肉のうち、指を曲げる筋肉は手のひら側の手首の部分で束ねられ、手根管を通ります。この部分で圧迫を受けると指先に痺れ(しびれ)や痛みを感じるようになります。これを「手根管症候群」と言います。特に正中神経という神経が手根管の部分で圧迫を受けるとそれより先の手のひらや指にピリピリ・ジンジンといった異常な感覚を引き起こします。

腱鞘炎も手根管症候群も、手指のオーバーユース(使い過ぎ)が大きな要因の一つです。まずはしっかり休ませることが大事です。患部を固定して負担を少なくし、炎症を抑えるためにアイシングも有効です。特に前腕部の筋肉にはテンションが掛かりすぎていますので、マッサージで緩めることも効果的です。

施術について

  • 当院では、急性期(炎症の強い時期)には、はり灸治療を中心に消炎を目的に施術します。
    炎症が沈静化してきたら、リハビリとして前腕の筋肉のストレッチやマッサージに加え、前腕の前面と後面のバランスを取ることを目的に調整していきます。

    お勧めの施術は、患部周辺施術(だいたい30分)となります。

施術料 : 3,000 円

※表示料金はすべて税別です。