膝関節痛

膝関節とは

 

骨と作用

膝関節の鍼灸治療

関節は大腿骨と脛骨と膝蓋骨によって構成され、数多くの非常に強靭な靭帯(下記)により連結されています。この関節はちょうつがい(蝶番)で、テコの作用により、立ち上がったり、走ったり、蹴ったりするときに重要な役割をします。

大腿部の前には、大腿四頭筋という4本の大きな筋肉があり、膝を伸ばす(伸展)働きをします。後ろには、大腿二頭筋(ハムストリング)、半腱様筋、半膜様筋などの筋肉があり膝を曲げる(屈曲)働きをします。

膝関節の主な靭帯

内側側副靭帯
膝の内側にある幅広い靭帯。スキーや、コンタクトスポーツなどでは怪我の発生頻度が最も高い
外側側副靭帯
膝の外側にある靭帯。怪我の発生頻度は少ない。
前・後十字靭帯
膝関節の中にあり、大腿骨と脛骨の間の中央を交差する形で構成される。 スポーツの動作で、ストップ&ダッシュ、方向転換などの思い切った動きをするときにはかなりのストレスがかかる。怪我の発生頻度としては前十字靭帯がかなり多い。
膝蓋靭帯
大腿四頭筋は大腿部から膝蓋骨に付着する。その膝蓋骨から脛骨の上前面に付着する非常に強靭な靭帯。

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膝関節痛のいろいろな原因

右膝関節を正面からみたところ

靭帯の損傷によるもの

関節は下肢の中で、最も可動域が大きく、最も不安定な関節です。従って、スポーツなどでは膝の捻挫の危険は常に考えなくてはなりません。捻挫の程度にもよりますが、だいたい上記靭帯の損傷を伴うでしょう。

第1度:
5日〜7日で回復する程度の損傷
第2度:
2週間〜3週間で回復する程度の損傷
第3度:
手術による靭帯の縫合が不可欠である場合

膝軟骨の損傷によるもの

腿骨と脛骨の間に、ショックを吸収する役目をする軟骨が内側と外側にあります。これを、内側・外側半月板といいます。

この半月板は、通常の歩行やランニングなどで傷める事はまずありませんが、スキーで転倒したり、片足に荷重した状態で急激にひねったりした場合に損傷します。この場合ほとんど靭帯の損傷も伴います。

筋肉(腱)の損傷によるもの

大腿四頭筋腱炎
大腿四頭筋(膝関節を伸ばす)が付着する膝蓋骨上端の部分の損傷。階段の昇降時や、程度によっては歩行時にも痛みを伴います。
鵞(が)足炎
膝関節の内側、脛骨上端部分に膝を屈曲する筋(半腱様筋・薄筋・縫工筋)の腱が付着する部分が痛みます。圧倒的に女性に多く、X脚の場合に見られます。

関節の変性(変形)によるもの

変形性膝関節症
加齢などにより、大腿四頭筋の筋力が低下すると関節にストレス(摩擦)がかかり、関節軟骨の消失とともに骨棘が形成される。O脚の人や、肥満の人に多く、可動制限や腫れ、関節液貯留(水が溜まる)が見られます。
膝蓋骨軟化症
下肢の骨格の異常が原因となり、膝蓋軟骨面の変性が起こり膝の前部が痛みます。

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膝関節痛の治療

のような動きでどこに痛みがでるか確認し、まず傷めた直後は炎症を抑えるためにアイシング(傷めた局部を冷やす)と、伸縮帯などでやや圧迫をして安静にすることです。極力、痛みが出るような動作を控えましょう。 急性の場合、歩くことは痛みが増しますので気をつけましょう。

炎症が鎮まってきたら、マッサージ、ストレッチ、はりなどの治療で、身体全体のバランスを調えてゆくのが痛みを早く取るための近道です。痛みが和らいできたら、すこしずつ腹部、背部、下肢の筋力を上げるためエクササイズをして補強しましょう。

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